ヨアヒム・レーヴ
【写真:Getty Images】
1960年2月3日
前職:ドイツ代表監督
2004年8月、ヨアヒム・レーヴは当時ドイツ代表の指揮を執っていたユルゲン・クリンスマンの右腕としてチームを支えていた。
2人の指揮のもと、ドイツ代表は2005年のFIFAコンフェデレーションズ・カップ、2006年のFIFAワールドカップで3位に輝いた。EURO2004で失意のグループリーグ敗退に終わったチームの復活を印象付け、若手の抜擢にも積極的な姿勢を見せた。
2006年7月、レーブはクリンスマンの後任として新監督に就任。この時期から数年のドイツ代表は世界最強といって差し支えないクオリティを示した。EURO2008で準優勝、2010年のワールドカップでは2大会連続となる3位。EURO2012ではベスト4、2014年のワールドカップではついに頂点に辿り着いた。
また、レーヴは2014年にFIFAが贈る年間男子最優秀監督を受賞している。ドイツ代表はEURO2016でもベスト4に進出し、2017年のコンフェデレーションズ・カップで初優勝に輝いた。
しかしチームはこのあと下降線を辿り、2018年のワールドカップはグループリーグ敗退に終わり、新型コロナウイルスの影響により1年延期されたEURO2020ではラウンド16でイングランド代表に敗れた。この大会のあと、2021年7月にレーヴは退任した。
その後、間欠的に様々なチームの指揮官就任の噂がささやかれており、今年7月にドイツ紙『ビルト』などが元イングランド代表監督のガレス・サウスゲートの後任としてレーヴの名をあげていた。
最終的にはトーマス・トゥヘルがその任に就いたため、元ドイツ代表監督は現在もオファーを待っている状況だ。