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Jリーグ 21時間前

「貴史君以外に得点を取れる人が…」ガンバ大阪、中谷進之介の本音と後悔。天皇杯決勝で屈辱「負けたら何も残らない」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

失点が激減。絶大だった中谷進之介加入の効果

 実際、中谷は今季J1・36試合フル出場。彼が加わってから、ガンバの失点が激減しているのだ。昨季J1での総失点は「61」だったが、今季はここまで36試合で「34」。これだけの数字を残したことは特筆すべき点と言える。

「自分がガンバに与えるもの? 元気とか明るさかな」と今季序盤の彼は笑っていたが、同じくDFラインを形成する福岡将太や黒川圭介らも中谷の的確な指示や声出しがあるから動きやすくなり、反応も速くなったに違いない。

「今季は1試合平均1失点以下を目指す」という目標達成も時間の問題。今や「Jリーグ最高のDF」の呼び声もあるほど、中谷効果は絶大なのだ。

 この日も前半の神戸はかなり攻めあぐんだ。むしろ攻撃チャンスを数多く作ったのはガンバの方。開始10分のダワンの2度のヘッドに始まり、16分の山田の強烈ミドル、26分の半田陸のシュートと次々と決定機を作り出した。

 が、それを決め切れないと、試合の流れは自ずと相手に行ってしまうもの。それを象徴したのが、64分の神戸の決勝点のシーンだった。

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