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Jリーグ 7時間前

浦和レッズは「敗戦のようなもの」。関根貴大が明かすプランの狂いと課題とは。異例の45分マッチで悔やんだこと【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

「私にとっては敗戦のようなもの」

 右サイドハーフでプレーした関根は外に張るだけではなく、中央にポジションを取りながらサイドバックを生かすことを意識し、コンビネーションでの打開を図るなか、この後半45分間でチーム最多となる2本のシュートを放ったが、いずれも空砲に終わる。ここまでリーグ戦19試合に出場し「チームを勝たせられる選手になる」ことを口にする関根にとっては悔しい限りだったはずだ。

 浦和にとって最大のビッグチャンスとなった79分の松尾のシュートはポストに嫌われ、一方の川崎も際どい場面を作るが、このまま両者は勝ち越し点を奪えずに試合は終了。浦和サポーターはスタンドに向けて挨拶をする選手にブーイングを浴びせた。

 スコルジャ監督は「本日のパフォーマンスは我々のスタンダードを下回るものになってしまいました。戦術的な規律、メンタルの側面もそうです。結果だけではなくパフォーマンスに関しても非常に残念な気持ちになった試合でした」とコメント。そして「私にとっては敗戦のようなもの」と肩を落とした。

 試合を観ている者も終わってみれば45分間はあっという間。プレーする選手にとっては、それ以上に短く感じたはずだ。だからこそ試合の入りが悪ければ自分の首を絞める結果となることは間違いないが、川崎に押される時間を耐えきっていたら違う展開になったかもしれない。

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