浦和レッズの後悔「監督も言っていましたが…」
【写真:Getty Images】
川崎は怒涛の勢いでプレスをかけロングフィードを折り混ぜながら背後を狙い浦和に揺さぶりをかける。
関根は「(試合の)入りは難しさもありました。45分で終わるという部分で前からハメにいきたかった」と狙いを出せなかったことを悔やんだ。
アクセル全開で迫り来る相手に後手を踏む浦和は55分に失点をする。フリーキックのこぼれ球を橘田健人が捌き、三浦颯太がゴール前に高速クロスを送ると、ホイブラーテンの前に入り込んだ小林悠がヘディングシュート。守護神・西川も手を伸ばしたが指先を僅かに超えゴールネットは揺れた。
変則的な試合での難しさは当然あるだろうが状況はお互い様。しかし1点をリードしていること、ホームゲームでもあることの強みを出し切れなかった。逆に1点を追いかけ捨て身で迫るチームのテンションの高さと出足の鋭さに押された。
関根は「はっきりしていたので、ゼロで抑えれば勝てるというところでした。そこは自分たちの最近の強みでもありましたし、自信はありました」と、リーグ戦3試合連続クリーンシートで進んできたが、ゲームプランに狂いが生じたことを口にする。そして「監督も言っていましたが、入りが良くなかったというところで相手の勢いに呑まれてしまったと思います」と唇を噛んだ。