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移籍大成功!? 新天地で輝く欧州日本人(3)歴史的快挙!? 高額移籍金で5大リーグ上陸

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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欧州主要リーグの2024/25シーズンが開幕して2カ月が経過し、夏の移籍が正しかったかどうかの答えが出始めている。今回は、ヨーロッパでプレーする日本人選手を対象に、特に新天地での活躍が目立っている選手をピックアップして紹介する。※各データは11月6日時点の『transfermarkt』を参照。

GK:鈴木彩艶


【写真:Getty Images】

生年月日:2002年8月21日
所属クラブ:パルマ(イタリア)
24/25リーグ戦成績:10試合12失点

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 サッカー日本代表のGK鈴木彩艶は、今年夏の移籍市場でベルギーのシント=トロイデンからイタリアのパルマに加入した。

 かつてマンチェスター・ユナイテッドからの関心も話題になった鈴木は、シント=トロイデンで経験を積み、750万ユーロ(約12億円)の移籍金でパルマに加入した。「守備の国」イタリアで、同国のレジェンドGKジャンルイジ・ブッフォンを輩出したパルマに日本人の守護神が迎えられたこと自体が快挙と言えるだろう。

 鈴木はパルマで開幕戦からレギュラーとして起用され、鋭い反射神経と驚異的な身体能力でファインセーブを連発。速攻の起点となるスキルも高く評価されている。

 第11節のジェノア戦では好守が光り、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』でチーム最高タイの6.5点という評価で「彼がいなければもっと失点していただろう」と称賛された。

 一方で、課題を指摘する声もある。第3節ナポリ戦の退場はその代表例だ。警告を受けた状態でペナルティーエリアを飛び出し相手選手と交錯してレッドカードを受けたが、交代枠を使い切った後だったため、冷静な判断が求められる場面でリスクを冒したとして批判を受けた。

 第10節のユヴェントス戦ではファインセーブもあったが、終了間際にクロスボールをファンブルし、味方のカバーがなければ勝ち越し弾を許していたシーンがあり、「チームの頑張りを台無しにするところだった」と地元メディア『ParmaLive』の選手採点で最低点を付けられた。

 日本人のGKがヨーロッパ主要リーグのチームでレギュラーを務めていることは歴史的な出来事であり、今後のさらなる成長が期待される。

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