「自信を持ってやれてました」小林悠の強み
「颯太の左足だったかな・・・手前に巻いてくるようなボールだったので、説明が難しいけど、ちょっと下からポンと浮かすように当てる感じです。経験というか、あそこをポンとやれば上に行くかなっていう感覚です。右利きのクロスの人とは違った当て方で」
そのトリッキーなヘディングシュートにつながるポジショニングに関しては「来そうだなっていうところにいつもいるようにしてますし、あとは味方の立ち位置を見ながらポジション取りをしていた。それ以外にも、もうちょっとボールが越えてればなというようなシーンが何回もあった。そこは自分の経験からくるポジショニングの良さだと思うので、自信を持ってやれてました」と語る。
「大きい相手のセンターバックは強かったです。でも、やっぱり可能性のあるボールを入れていかないと点は生まれないと思うし、颯太にも試合前から、俺とシン(山田新)だから、どんどん上げてこいよって言ってたので。しっかり、そういうプレーからゴールを取れて良かった」
3ヶ月越しの後半スタートから、山田新との2トップで出場した小林は川崎にとって貴重なゴールを決めたわけだが、その嬉しさと、その後のチャンスを決めきれず、勝ち点3をもたらせなかった悔しさが入り混じっているようだ。
同点ゴールから10分後、ボランチの河原創が上げたボールにダイビングヘッドで合わせたシュートは惜しくもゴールを外れた。