「決勝もあくまで自分の成長のための1試合」鈴木徳真の言葉の真意
「もちろん、勝ってタイトルを獲りたいです。ガンバのユニフォームに10個目の星をつけることをみんなで目指してきたからこそ、神戸戦もみんなで勝って、ガンバの歴史に名前を残したい。
どれだけ試合に出ても、いいプレーをしたとしても、プロは結果で語られる世界ですから。このクラブの記憶に残るには『タイトル』に勝る結果はないし、サポーターの皆さんを含めて、みんなで勝ち上がってきた天皇杯を最後、みんなで勝って、笑って締めくくりたい。
ただ一方で、個人的なことだけを考えれば、決勝もあくまで自分の成長のための1試合なので。タイトルを獲れるかどうかでその成長の度合いが大きく跳ね上がるとか、一気にレベルアップするということではない。
ここまで、考えることを続けながら着実に一つずつ課題をクリアしてきたし、積み上げてきたことはこの先も継続しなければいけないし、そうして選手として成長し続けることが、ガンバの未来につながると思っています」
シーズン当初から結果に揺り動かされることなく、常に課題と成長を自身に求めながらシーズンを戦ってきた鈴木らしい言葉。10個目の星を目指すファイナルの舞台も、これまで通り「チームのために攻守に必要なプレー」を心掛けてピッチに立つ。その先にある最高の歓喜を掴み取るために。
(取材・文:高村美砂)
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