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今季からガンバ大阪でプレーする鈴木徳真は、徳島ヴォルティス時代に師事したダニエル・ポヤトス監督の下で確固たる地位を築く。天皇杯決勝を控えるシーズン終盤、鈴木はチームに漂うポジティブな雰囲気を感じ取りつつ、その理由の一端にチームとして積み上げてきた成長を挙げる。(取材・文:高村美砂)
著者プロフィール:高村美砂
雑誌社勤務を経て、98年よりフリーライターに。現在は、ガンバ大阪やヴィッセル神戸の取材がメイン。著書『ガンバ大阪30年のものがたり』。
ガンバ大阪に漂う「まだいける」雰囲気
10月28日にパナソニックスタジアム吹田で戦った、天皇杯・準決勝、横浜F・マリノス戦。ガンバ大阪の鈴木徳真はチームに確かな『空気』を感じ取っていた。
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「北海道コンサドーレ札幌戦(J1リーグ第33節)の後半アディショナルタイムに貴史くん(宇佐美)が2点を決めて逆転勝ちをしたあたりから、チームには仮に引き分けとか、負けている状況で試合が進んでも、まだいける、取れるぞ、みたいな雰囲気が漂っているというか。
シーズンが進むにつれて、チームとしてのサッカーが形になってきたことや、実際に得点チャンスを数多く作れているからだと思うんですけど、最低でも追いつけるでしょ、という空気やメンタリティを感じる。それは天皇杯のマリノス戦も然りでした」
事実、マリノス戦は1-1で試合が進む中、88分に失点し、リードを奪われたガンバだったが、90+3分に左サイドから鈴木があげたクロスボールに中谷進之介が頭で合わせて同点に。さらにPK戦への突入も覚悟した120+5分にも坂本一彩が決勝点を奪って突き放し、勝利を引き寄せた。