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コラム 2か月前

「言葉だったり態度で…」守田英正はサッカー日本代表の中心だと自覚している。苦難を乗り越えた先の心境の変化【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

守田が「以前より熱がある」と感じていること

 この最終予選突入後、彼の攻守両面での存在感は凄まじいものがある。攻撃に関しては、日本は5試合で19ゴールを奪っているが、守田の得点は3点。直接的に関与したものはそれを含めて6点で、ビルドアップなどゴールの前段階に参加したものを含めれば、数字はさらに多くなる。

 川崎フロンターレ時代の先輩・中村憲剛も「守田がここまで点を取るイメージはなかった」と語っていたほどの変貌ぶりを見せているのだ。

「少なからずチームが気を利かせてくれているし、僕1人で打開して点を取った局面とかはたぶん1回もないと思うんで(笑)。みんなの恩恵を受けているだけだと思いますけど、僕自身もやっぱり数字に貢献したいというのは昔から考えていること。

 そこに対して以前より熱があるし、自分にできることの延長線上で点が取れているのは素直に嬉しいですね」と本人も謙虚な口ぶりの中に確固たる自信をのぞかせた。

 インドネシア戦の3点目にしても、相手GKのタテパスをカットしてそのまま蹴り込む形だったが、「あれはたまたまボールが来たわけではなくて、ちゃんと配置が整った中での相手のミスだった」と決して偶然ではなかったという。

 そうやって周りの立ち位置やバランスを視野に入れつつ、先を見通して動けるのが、乗りに乗っている今の守田なのだ。

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