ST:久保建英
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年6月4日(23歳)
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
24/25リーグ戦成績:13試合3得点
日本代表通算成績:39試合5得点
久保建英は前節インドネシア代表戦は出番がなかったが、それゆえにコンディションに不安はないだろう。先の試合でシャドーに入った鎌田大地も素晴らしいクオリティを見せたが、これまでのワールドカップ・アジア最終予選を振り返っても、森保一監督はローテーションさせる道を選ぶだろう。
9月5日に行われたホーム・中国戦でも久保はフル出場しており、1ゴール2アシストと圧巻の成績を残している。数字に残らない部分でも貢献度が高く、データサイト『FotMob』によればチャンスメイクを4回も行った。この試合、スコアに繋がらなかった決定機のほとんどは久保から生まれている。
前節に続き、今回も堂安律が右ウイングバックとして先発起用すると見られるが、選手間のコンビネーションにも期待できるだろう。久保は鎌田と比べるとサイドに流れてチャンスメイクを試みる場面が目立ち、先の中国戦で堂安とポジションチェンジを繰り返していた。
久保がピッチに立つ場合は相手も最大限の警戒で応対してくると予想されるが、真ん中に意識が集まってくれば日本のサイドアタッカーたちが活性化するはずだ。どのような対応策を講じるにしても、日本の攻撃陣を防ぐのは容易ではないだろう。
ST:南野拓実
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月16日(29歳)
所属クラブ:モナコ(フランス)
24/25リーグ戦成績:10試合1得点
日本代表通算成績:64試合24得点
前節インドネシア代表戦では1ゴールを記録した南野拓実。三笘薫の中へのパスに反応し、バイタルエリアから素早くペナルティエリア内に侵入してダイレクトであわせた。2列目からの飛び出しは同選手の大きな特長だが、このシーンはまさにそれが顕著に出た場面だろう。
9月5日に行われたホーム・中国戦でも2ゴールをあげており、今回も良いイメージを持って試合に入れるだろう。日本の強みのひとつはサイドからの攻撃だが、相手の意識が左右に散ったとき、南野の見せ場が訪れる。
南野は先日のインドネシア代表戦で先発に名を連ねた1人だが、ハーフタイムでベンチに下がっており、コンディション面に大きな影響はなさそうだ。ここまで森保ジャパンにおいて最もゴールを決めている男が、再びネットを揺らすかもしれない。
CF:小川航基
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年8月8日(27歳)
所属クラブ:NEC(オランダ)
24/25リーグ戦成績:11試合5ゴール
日本代表通算成績:8試合7ゴール
上田綺世の負傷により、小川航基が11月シリーズにおけるCFのファーストチョイスとなっている。前節・インドネシア代表戦もスタメン起用されると、相手選手のオウンゴールを誘う活躍を見せた。
ライン間でボールを受けようとする動きや、体を張ったポストプレーを試みるなど、自身のストロングポイントを見せるためにさまざまな工夫を施していた。
小川は9月5日のホーム・中国戦では10数分しか出番がなかったが、今回スタートからチャンスが与えられるとすれば、主力定着への大きな一歩だ。直近6試合で4ゴール1アシストと絶好調のストライカーが、結果を求めてゴールを狙う。