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Jリーグ 21時間前

「みんなが僕のために…」アンデルソン・ロペスが横浜F・マリノスで感じる愛。得点量産の秘訣は「わかっている」から【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

「ロペスにタイトルを取らせてあげたい」

「チームとしてのタイトル獲得がなくなってしまったいま、ロペスにタイトルを取らせてあげたいというか、そういった気持ちをチームとしてもっている。もちろんロペスも、自分の力だけでここまで点を取れていると思うような人間じゃないし、チームのみんなと頑張る、という思いがしっかりと表れていると思う」

 キックオフ前の時点で20ゴールをあげていたロペスは、トップのレオ・セアラ(セレッソ大阪)に1ゴール差の2位につけていた。ハットトリック達成でセアラを抜いて単独トップに浮上しただけでなく、大迫勇也(ヴィッセル神戸)とともに得点王に輝いた昨シーズンの22ゴールをも上回った。

 さかのぼればサガン鳥栖との前節で決めた決勝ゴールで、ゴール数を20に到達させていた。J1リーグで2シーズン続けて20ゴール以上をあげた選手は、2006シーズンに20ゴール、2007シーズンには22ゴールをあげて得点王になったジュニーニョ(川崎フロンターレ所属時)以来となる快挙だった。

 加えて連続得点王となると、2009〜10シーズンの前田遼一(磐田所属時)、2010〜11シーズンのケネディ(名古屋グランパス所属時)、そして2013〜15シーズンの大久保嘉人(川崎所属時)以来となる。もっとも、記録のためだけに3トップの真ん中を務めるロペスにボールを集めているわけではない。松原が続ける。

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