6位:オーストラリア代表
【写真:Getty Images】
最新FIFAランキング:24位
総市場価値:3755万ユーロ(約60億800万円)
最高額選手:ハリー・サウター(700万ユーロ/約11.2億円)
6位には、9月にトニー・ポポビッチ監督を招聘したオーストラリア代表がランクインした。その総市場価値は3755万ユーロ(約60億800万円)となっている。
オーストラリア代表は2022年に行われたカタールワールドカップでベスト16、2024年初旬に行われたアジアカップでベスト8入りを果たすなど、国際大会での成績こそ悪くはないが、戦力そのものは2000年代や2010年代と比較をするとダウンしている。
それを象徴するのがプレミアリーグで主力としてプレーする選手の少なさだ。かつてはティム・ケイヒルやマーク・シュウォーツァー、ハリー・キューウェルらが同じ英語圏のリーグで活躍していたが、現在の代表メンバーで主力として活躍できているのはキャメロン・バージェス(イプスウィッチ・タウン/イングランド)しかいない。
現代表で最も市場価値の高いハリー・サウター(シェフィールド・ユナイテッド/イングランド)もプレミアリーグでは主力に定着することができなかった。評価を高めたカタールワールドカップ直後と比較をすると、半分以下の700万ユーロ(約11.2億円)までダウンをしている。
彼に次ぐのが、ライリー・マッグリー(ミドルズブラ/イングランド)と長く正GKを務めたGKマシュー・ライアン(ローマ/イタリア)の350万ユーロ(約5.6億円)だ。後者はプレミアリーグでも活躍した実績こそあるが、現在の代表ではジョー・ガウチ(アストン・ヴィラ/イングランド)にポジションを奪われてしまっており、全体的にタレント不足が否めない。
こうした状況であっても9月に就任したポポビッチ新監督の下で結束が高まっている。初陣の中国代表戦を勝利で飾ると、絶好調の日本代表相手に劣勢ながらドローに持ち込み、サウジアラビア代表戦でも負けなかった。
現在はグループBの2位と高位置に付けており、順当に勝ち点を積み重ねることができれば6大会連続でのワールドカップ出場を果たすことができるだろう。