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Jリーグ 7時間前

中島元彦を変えた“新たな視点”。ベガルタ仙台を牽引、大活躍の裏にある変化「逆に成長できたかなと」【コラム】

シリーズ:コラム text by 小林健志 photo by Getty Images

J1昇格プレーオフへ「もうちょっと成長しないと」「練習します」

 そして、見事最終節に勝利。中島自身はゴールに絡まなかったが、フリーキックであと少しずれていればゴールというような決定的な場面も作りだし、前線からの守備でも全力を尽くしていた。

 試合後に話を聞くと、「みんな戦っていましたし、すごい雰囲気の中でサッカーができたので、サッカー選手としての喜びを感じられました」と満員のスタジアムでサポーターに後押しされてプレーし、勝利できたことを喜んだ。

 ただ、決定機をつくりながらもゴールにつながらなかったことには悔しさをにじませた。「決め切れなかったので、もうちょっと成長しないといけないと思います」と語り、フリーキックに関しては「下手くそになりましたね。練習します」と振り返った。それでも、こうしてうまくいかなかったことも率直に語って、次に向けて前向きな姿勢を見せているのは、良いメンタルでプレーできている証拠だ。

 この日は仙台のチームカラーである金色に髪を染めてピッチに立った。この試合に向けてなのか問われると「はい、調子悪かったです。失敗しました」と笑って囲み取材を終えた中島。12月1日からのJ1昇格プレーオフもチームの勝利のために、あくまで自然体で臨む。

(取材・文:小林健志)

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