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なぜ呼ばれない!? サッカー日本代表に招集したかった6人。実力は十分でも声が掛からなかったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

GK:小久保玲央ブライアン(こくぼ・れお・ブライアン)

小久保玲央ブライアン
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年1月23日
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
24/25リーグ戦成績:11試合13失点

 パリオリンピック(パリ五輪)でU-23サッカー日本代表のゴールを守ったGK小久保玲央ブライアンは、今回も森保ジャパンに招集されなかった。

 2019年に加入したベンフィカで、成長に対して一定の評価を受た小久保は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのベンチ入りも経験したが、出場機会を得ることはできなかった。そして今年7月、鈴木彩艶をパルマ(イタリア)に放出したシント=トロイデンに加入した。

 パリ五輪の影響で開幕には間に合わなかったが、すぐにシント=トロイデンのレギュラーGKとなった小久保は、ここまでリーグ戦11試合に出場して13失点という成績を残している。

 昨シーズン、シント=トロイデンのゴールを守った鈴木は、11試合に出場した時点で21失点していた。もちろん、シント=トロイデンの状況も対戦相手も違うため、単純に比較できることではないが、小久保が好スタートを切ったことは間違いない。

 パリ五輪でのパフォーマンスが高く評価された小久保は、9月シリーズの代表招集を期待する声が高まっていた。当時は移籍したばかりで、新しい環境に順応するため、クラブでの活動を優先させた可能性がある。

 ただ、シント=トロイデンで一定の信頼を勝ち取った現在なら、森保監督が招集しても良かったのではないだろうか。

 11月シリーズの日本代表GKは、鈴木に加えて、今回も谷晃生と大迫敬介が招集されている。いずれ劣らぬ優秀な選手ではあるが、GKは9月シリーズから鈴木のみが出場しており、チーム内競争を促す刺激が欲しいところ。現在、キャリアで初めてトップチームのレギュラーを務めている小久保を代表に招集し、その成長を見極めるのも一つの手だったかもしれない。

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