1位:伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
生年月日:1993年3月9日
市場価値:800万ユーロ(約12.8億円)
24/25リーグ戦成績:11試合3得点3アシスト
日本代表通算成績:58試合14得点22アシスト
当ランキングで見事1位に輝いたのは、9月シリーズから日本代表に復帰して以降、「やっぱり違うな」とファンを魅了するプレーを見せてくれている伊東純也だ。
「フィジカル」の94.8という数値はチームで唯一の90点台となっており、いかに伊東のアスリート能力が長けているかがわかる結果となった。30代になっても落ちることがないスピードは言うまでもないが、体幹の強さや90分間落ちないスタミナもその特徴のひとつである。
本来であれば、スピードに乗れば乗るほどクロスをあげるときに身体のバランスが崩れて、正確なクロスをあげにくくなるのだが、伊東の場合はそんなことは関係ない。上半身の姿勢が崩れずにうまく歩幅を合わせることで、クロスをあげるために必要な身体を内側に捻る動作をスムーズに行なっている。
これは体幹が強いからこそできる動作であり、強くて速いグラウンダーのクロスや、優しく正確な山なりのクロスまで蹴り分けることができる。
ドリブルで相手を抜き去ることができるウインガーは世界的に見ても数多く存在するが、伊東のように正確なクロスまで持っていける選手はそう多くないように思える。
三笘薫や久保建英ほどボールタッチが繊細で相手を揺さぶるドリブルではないという点で、「スキル」は2人よりも低い84.1となっている。
ボールタッチは細かいときもあるが、あまり左右に動かすことはなく、第一優先の選択肢として縦突破のためのタイミングを測っているといったらいいだろうか。基本的には上半身の動きで相手のバランスを崩そうとしている印象がある。
現在の日本代表では、システムが3−4−2−1に変更になったこともあり途中出場の機会が多くなっているが、相手ディフェンダーからすれば伊東ほどの選手が後半途中から出てくることは悪夢でしかないだろう。
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