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「目に見える結果を残せない」鎌田大地の悩み=サッカー日本代表の強み? シャドウ起用で異彩を放つ唯一無二の存在【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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15日、サッカー日本代表は2026年FIFAワールドカップ(W杯)・アジア最終予選の第5戦目を迎え、アウェイでインドネシア代表に4得点を奪って勝利した。最近は恒例となった引いた相手をどう崩すか。この試合でその状況を打開したのは鎌田大地だ。唯一無二の存在である鎌田がシャドウで起用される理由とは?(取材・文:元川悦子)

若き守護神に救われた日本代表

鎌田大地
【写真:Getty Images】

 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・折り返しの一戦となった11月15日のインドネシア代表戦。ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムに6万人超の大観衆が詰めかけ、19時のキックオフ直前に土砂降りの雨が降り出すなど、日本代表は極めて難しいアウェイの環境を強いられた。

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 それにめげることなく、彼らは前半、オウンゴールと南野拓実の一撃で2点をリード。後半には守田英正と菅原由勢が追加点を挙げ、終わってみれば4−0で圧勝だった。

 5試合終了時点の勝ち点を13に伸ばし、同6で並ぶオーストラリア代表、サウジアラビア代表、中国代表との差を7に広げ、独走態勢を加速させたと言っていい。

 しかしながら、序盤はスリッピーなピッチと相手の徹底したカウンターに苦しみ、あわや先制点献上という危機に直面した。9分には、3バック中央に陣取った板倉滉がバウンドの目測を誤ってボールを後ろに逸らしてしまい、相手FWオラットマングーンが鈴木彩艶と1対1に。

 日本は絶体絶命の窮地に陥ったが、若き守護神は間一髪で阻止。日本を救ってみせたのだ。

 そのあたりから左シャドウで先発した鎌田大地がボランチ・守田と立ち位置を上下に入れ替えながらマークを外し、効果的な攻めを組み見せるようになっていった。

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