ウィングバック
【写真:Getty Images】
前田大然(背番号11)
インドネシア代表戦:HT IN
評価:A
すっかり派手な色の髪が定着したスピードスターは後半頭から出場。ピッチに立った直後から自慢の快速を前面に出し、55分には驚きの速さで自陣深くまで戻り、振り切られそうになった町田浩樹のカバーに入ってボールを奪うファインプレーを見せた。また、ゴールやアシストはなかったが、攻撃面でもスピードを活かして何度かサイドを突破。疲れの溜まる後半ということもあり、この男の存在はインドネシアにとって厄介だったこと間違いなしだ。
菅原由勢(背番号2)
インドネシア代表戦:62分 IN
評価:A
森保ジャパンの常連ながら、これがFIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選初出場に。試合後にはなかなか出場機会がなく悔しい思いをしていたと吐露していたが、その鬱憤を晴らすかのごとく、69分に豪快な一撃を沈め、チームの勝利に貢献。MOMに輝いた。堂安律、伊東純也との右ウィングバックのスタメン争いは、ここからさらに激化するかもしれない。
三笘薫(背番号7)
インドネシア代表戦:62分 OUT
評価:B
やはりドリブルはかなり警戒されており、左サイドをえぐるようなシーンが何度もあったわけではない。それでも、うまく中央にも顔を出しながらボールを前に持っていくための活路を作り出すなど、試合から消えることはなかった。40分には、南野拓実の動きを見逃さず、ブライトンでもよく見せている右足のアウトサイドパスでゴールをお膳立て。勝利に大きく貢献している。
堂安律(背番号10)
インドネシア代表戦:62分 OUT
評価:C
伊東純也や菅原由勢を抑えて再び右ウィングバックで先発したが、微妙だったと言わざるを得ない。右センターバックの橋岡大樹がうまく攻撃に絡めなかった影響も多少はあるが、ボールを持っても前に運べないケースがほとんどで、シュートもわずかに1本。守備面では頑張りを見せていたが、フライブルクで披露しているような持ち味がまったく見られないという点では、評価が低くならざるを得ない。
長友佑都(背番号-)
インドネシア代表戦:出場なし
評価:なし