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コラム 3か月前

迷走するローマに最適な人物。「私はそのために呼ばれた」“修理工”クラウディオ・ラニエリに託された最重要タスク【コラム】

シリーズ:コラム text by 佐藤徳和 photo by Getty Images

解任がアナウンスされたときイヴァン・ユリッチは…

イバン・ユリッチ
【写真:Getty Images】

 ローマは10日、本拠地でボローニャに2-3と敗戦。60年ぶりに同クラブに対して3連敗を喫し、試合が終了してからわずか30分後の17時27分、イヴァン・ユリッチ監督の解任が正式発表された。

 ユリッチには、監督就任の際にも記者会見の場が与えられなかったが、解任時にも会見の機会は与えられず、解任がアナウンスされた時には、すでにオリンピコを後にしていたという。

 ローマでは9月18日からの指揮で、リーグ戦において3勝1分4敗。第12節を終えて12位に沈み、就任時の14位だったチームを立て直すことはできず。今季限りの契約を待たずに解任の憂き目となった。

 アタランタ指揮官のジャン・ピエロ・ガスペリーニは、ユリッチの解任前に、「彼はゆであがったジャガイモを手渡されたように、難題を引き受けたが、彼を救えるのは結果だけだ。出だしは良かったが、今は苦戦している。

 優れた監督で、仕事をする力もある。サポートを受けられれば、成果を上げられるだろう。しかし、ローマでの状況は非常に厳しく、かなり孤立している。彼はすべての責任を背負っている」と弟子の状況を危惧していたが、解任は大方の予想通り、現実のものとなってしまった。

 フリードキン・オーナーは、CAAベースに監督候補のリサーチを依頼。ロンドンに本拠地を置き、全世界にネットワークを持つ、サッカー専門のエージェントだ。

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