「フィットできているのかな」手応えは日本代表でも?
「新しいところでどうやって馴染むのかというのは、サッカー選手に限らず簡単ではないですね。自分をプレー・人間的な両面で理解してもらおうと思うなら、やっぱり最初は頑張ることも必要になってきます。今も課題は沢山ありますけど、リーズではある程度、フィットできているのかな」と本人も手ごたえをつかんだ様子。イングランドで確固たる地位を築きつつあることは、日本代表にも好影響をもたらすはずだ。
これまで田中碧が遠藤や守田の後塵を拝する形になっていたのは、デュッセルドルフというクラブでプレーしていた影響が少なくなかっただろう。昨季こそ、ブンデスリーガ1部昇格争いに参戦したものの、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)に参戦するようなビッグクラブにいる2人とは、どうしてもハイレベルの経験値で見劣りする形になっていた。
けれども、リーズならプレミアに近い強度やスピード感の中でプレーできるし、勝敗に対するより大きな重圧を感じながら戦える。その積み重ねは間違いなく代表ボランチ争いにプラスに働くはずだ。
森保一監督も鉄板ボランチの2人だけで全てが解決するとは思っていない。オーストラリア戦のような予期せぬアクシデントが起きた場合、あるいは連戦時に3人を柔軟に入れ替えながら戦える方向に持っていきたいと願っているのだろう。