2位:三笘薫(みとま・かおる)
生年月日:1997年5月20日
所属クラブ:ブライトン(イングランド)
市場価値:4500万ユーロ(約72億円)
サッカー日本代表で2番目に高額な市場価値を誇るのは、イングランドのブライトンに所属する三笘薫で、その額は4500万ユーロ(約72億円)となっている。
三笘は2021年夏に川崎フロンターレからブライトンに加入したときの市場価値が180万ユーロ(約2億8800万円)だった。そこからベルギーのユニオン・サン=ジロワーズへの期限付き移籍で経験を積み、2022年夏にブライトンに復帰している。
その後プレミアリーグでブレイクを果たし、鋭いドリブルで相手守備を切り裂く活躍を見せた。最終的に2022/23シーズンのリーグ戦では7得点6アシストを記録。この活躍もあってか、2023年10月に市場価値が5000万ユーロ(約80億円)に到達した。
2023/24シーズンは、負傷による離脱もあり市場価値がやや下がったものの、現在でも4500万ユーロと高い金額を維持している。日本代表としても存在感を放ち、2026年FIFAワールドカップ(W杯)・アジア最終予選の初戦、中国戦では1得点1アシストを記録。その後も多くの決定機を演出している。
三笘が左サイドで1対1の局面をつくれればチャンスがひろがる可能性は高く、日本代表の攻撃陣が一斉に動き出す。この三笘にボールが入ったときの期待感は、多くのファンを魅了している。
ただ、今シーズンの三笘はプレミアリーグでここまで1得点2アシストと、得点関与という点で目立った成績を残していない。
これについて、ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督は今月9日、英メディア『The Argus』に対して、「素晴らしい動きを見せているが、正しい方法でプレーをやり遂げきれずにいる」と指摘。
「我々は彼を助けようとしている。多くの選手がペナルティーエリア内に入れば、得点の割合は必ず高くなる。正しいボールタッチ、正しいシュート、正しいクロス、正しいポジション。1ヤードのズレが違いを生み、1秒のズレがミスを生む。こういった細かいところに取り組んでいる」と語っていた。
ブライトンの指揮官によれば、日本最高のドリブラーである三笘には、まだ成長の余地があるということ。さらなる飛躍が期待される。