4位:鎌田大地(かまだ・だいち)
生年月日:1996年8月5日
所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)
市場価値:1800万ユーロ(約28億8000万円)
サッカー日本代表で4番目に高い市場価値を持つのは鎌田大地で、その額は1800万ユーロ(約28億8000万円)に達している。
鎌田は2017年夏にサガン鳥栖からドイツのフランクフルトに移籍。当時の市場価値は75万ユーロ(約1億2000万円)だったが、シント=トロイデンへの期限付き移籍を経て成長し、2021/22シーズンにはフランクフルトでUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献。その結果、市場価値は上昇を続け、2022年11月には3000万ユーロ(約48億円)という最高額に到達した。
しかし、その後は市場価値が減少。2023年夏にラツィオへ移籍するも、イタリアでは適応に苦しみ、出場機会が限られた。シーズン終盤は監督交代もあり出場機会を増やしたことで、市場価値は少し盛り返したものの、1年で契約満了となり、今夏クリスタル・パレスへ移籍してプレミアリーグで新たな挑戦を始めている。
ただ、プレミアリーグでもまだかつての輝きを放っていないと言わざるを得ない。フランクフルト時代の師であるオリヴァー・グラスナー監督のもとで復活が期待されていた鎌田だが、ここまでリーグ戦11試合に出場しながら、得点もアシストも記録できていない。
カラバオカップ(EFLカップ)3試合で2得点2アシストを記録していることが救いだが、プレミアリーグ第11節のフラム戦では、足裏を見せた危険なタックルで一発退場となり、ファンからの批判を浴びた。
ラツィオでは控えの立場に甘んじていたが、現在のクリスタル・パレスで継続的に出場機会を得ている点では、昨シーズンよりも状況は改善していると言える。しかし、ピッチ上での目に見える成果が不足しているため、次回の市場価値更新がどうなるか注目されるところだ。