「エウベルと比べると…」着実に増やす出場機会で感じる苦しさ
「自分から何をしたいのかを周りにもっと伝えなければいけない。(右サイドに比べて)左サイドのほうがボールの受けやすさや逃げ道を作りやすいのはあるけど、もっと縦に行きたいという課題はある。
あとは自分が中にポジションを取ってボールを引き出して、カツくん(永戸勝也)が上がれるスペースを作ってクロスを上げさせるとか、そういった動きの幅がエウベルに比べると少ない」
大分トリニータから加入した昨季は13試合366分の出場にとどまり、J1初ゴールの瞬間も訪れなかった。今季は23試合858分と着実にプレータイムを増やし、9月22日のサンフレッチェ広島戦で念願のJ1初ゴールを記録。
8月からはリーグ戦11試合連続で出場中と、終盤戦に入って欠かせない戦力になりつつある。YBCルヴァンカップや天皇杯、さらにはAFCチャンピオンズエリート(ACLE)でもコンスタントにピッチに立ち、目の回るような連戦を利用して少しずつ足場を築いてきた。
その反面で、本人にとっては未知の領域にも足を踏み入れた。