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Jリーグ 1日前

「自分自身に腹を立てた」横浜F・マリノス井上健太の悔しさ募る858分。「最高のエウベルに勝てるように」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤井雅彦 photo by Getty Images

「エウベルと比べると…」着実に増やす出場機会で感じる苦しさ

「自分から何をしたいのかを周りにもっと伝えなければいけない。(右サイドに比べて)左サイドのほうがボールの受けやすさや逃げ道を作りやすいのはあるけど、もっと縦に行きたいという課題はある。

 あとは自分が中にポジションを取ってボールを引き出して、カツくん(永戸勝也)が上がれるスペースを作ってクロスを上げさせるとか、そういった動きの幅がエウベルに比べると少ない」

 大分トリニータから加入した昨季は13試合366分の出場にとどまり、J1初ゴールの瞬間も訪れなかった。今季は23試合858分と着実にプレータイムを増やし、9月22日のサンフレッチェ広島戦で念願のJ1初ゴールを記録。

 8月からはリーグ戦11試合連続で出場中と、終盤戦に入って欠かせない戦力になりつつある。YBCルヴァンカップや天皇杯、さらにはAFCチャンピオンズエリート(ACLE)でもコンスタントにピッチに立ち、目の回るような連戦を利用して少しずつ足場を築いてきた。

 その反面で、本人にとっては未知の領域にも足を踏み入れた。

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