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【写真:Getty Images】
遠藤の移籍は?
リバプールは、今冬の移籍市場でサッカー日本代表MF遠藤航へのオファーが届いた場合、金額によっては退団を許可する可能性が高いようだ。クラブ専門メディア『ANFIELDINDEX』は、今冬の移籍市場における遠藤の放出可能性について予想していた。
今夏に就任したアルネ・スロット監督の下では、出場機会が限定されている遠藤。これまで公式戦には8試合に出場しているが、実際のプレータイムは166分となっている。序列を落としている日本代表主将には、出場機会を求めて移籍するのではないかという噂も持ち上がっており、実際にセリエA・ACミランやスコットランド・セルティック、プレミアリーグのフラム、イプスウィッチ・タウン、ウォルバーハンプトンなどが獲得に関心を示していると伝えられていた。
リバプール専門メディアは、「遠藤の移籍に関する憶測が飛び交う中、今後はどうなるのだろうか」と題して、「遠藤の希望価格は1500〜1800万ユーロ(約24〜28億円)に設定されておりフィールドでの彼の多才さと信頼性に価値を見出している多数クラブが関心を寄せている」と移籍の噂があることを認めた上で、遠藤について次のように語っていた。
「彼は移籍して以来、チームにとって有用な選手であることを証明してきた。しかし、31歳の彼は散発的な出場機会以上のものを求めている。強い労働倫理と適応力にも関わらず、中盤での競争が熾烈な中でレギュラーの座を確保できていない。ACミランのようなトップクラブが関心を示していることから、彼の移籍は差し迫ったものなのかもしれない。クラブが要求する移籍金も、遠藤の経験と実績に見合ったものだ」
そして、「遠藤の移籍の可能性には複雑な感情が伴う」と述べた上で、「出場するたびにクラブのために全力を尽くしてきた選手に尊敬の念がある。一方でスロット監督のもとで彼がプレー時間を得る可能性は低い。ファンにとって遠藤を失うことは、プロ意識と適応力で必要に応じてチームを安定させてきた無名の英雄に別れを告げることを意味する」と、言葉を続けていた。
一方で、「彼の素晴らしい多才さはベンチでは無駄になってしまう」とも指摘しており、「サポーターは噂の上がっているクラブであれば毎週プレーするために必要な舞台を提供できるかもしれないと認識している。彼の移籍金は妥当な評価であり、リバプールは若いMFの才能に再投資する柔軟性を得られる」と、他のクラブでは遠藤が出場機会を得られる可能性が高いこと、放出することによって得られる移籍金によって新しい選手を獲得できることはクラブにとって大きな影響を及ぼすと伝えている。
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