フットボールチャンネル

フォーカス 2週間前

J1と海外クラブ必見!? J2からステップアップ濃厚な最強の10人。今季印象的な活躍を見せたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:弓場将輝(ゆみば・まさき)

大分の弓場将輝
【写真:Getty Images】

生年月日:2002年5月13日(22歳)
所属クラブ:大分トリニータ
2024リーグ戦成績:32試合1得点0アシスト

 大分トリニータの育成組織からトップチームに昇格した弓場将輝は、2021年にプロデビュー。2022シーズンから出場機会が増え、2023シーズンには不動のレギュラーに定着し、今シーズンはJ2リーグで32試合に出場した。

 同じクラブで19歳の保田堅心が推進力を武器とする攻撃型のMFであるのに対し、弓場は守備に強みがあるMFだ。インターセプト数がリーグ全体で2位の14回を記録しているほか、ブロック数84回はチームトップ。また、タックル数とリカバリー数もチーム内で2位の記録を誇り、守備での貢献度が際立っている。

 一方、攻撃面では昨シーズンの4得点と比べると、やや物足りなさがある。昨年末のクラブ公式メディアのインタビューでは、2023シーズンに「ゴールとアシストで10本以上」を目標としていたものの、達成できなかったことを悔やんでいた。そして今シーズンは1得点と、更に数字を下げる結果となっている。

 しかし、この得点不足はチームの不振も影響しているだろう。大分は2023シーズン、J2で54得点を挙げて9位という最終成績だったが、今シーズンは33得点で16位となっており、ボランチの弓場にとってはゴールを狙うのは難しい状況だった。

 弓場は今シーズン初得点を決めた第35節ザスパ群馬戦のあと、クラブ公式サイトで「残留が決まるまではリスクを冒したくないという思いが僕の中にあった。本来はああやって前に前にと行きたいので、前節残留が決まって、少し自分のやりたいことを出していこうと考えた」と語り、チームの状況を踏まえて慎重なプレースタイルを選んでいたことを明かした。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!