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テン・ハフには感謝しかない。マンチェスター・ユナイテッドは次こそ変われるのか。もう負け慣れた、言い訳したくない【コラム】

シリーズ:コラム text by 内藤秀明 photo by Getty Images

新体制に向けて今後の論点となるのは…

 もちろんスター選手をマネジメントした経験はまだないだろうが、スポルティングCPファンでありポルトガル人でもあるブルーノ・フェルナンデスが主将という面も、今のチームと親和性は高い。

 マネジメント面で言うと、スポルティングCPの既存のコーチングチームをユナイテッドに連れてくることは確定のため、ファン・ニステルローイや、ダレン・フレッチャーなど、OBコーチを何人残すかが今後の論点となるだろう。元々ユナイテッドに所属していたコーチ陣の存在は、チーム管理の観点でメリットもデメリットもあるので難しい判断になる。

 メリットは言わずもがな初動で選手との繋ぎ目になれる点だが、デメリットはあまり知らない年上部下をマネジメントする難しさや、反監督グループが生まれるリスクも残る。

 英メディア『スカイ・スポーツ』によると、選手たちは元ストライカーの立ち振る舞いを評価しており、彼がコーチングスタッフとして残留することを望んでいるという。

 現役時代のオランダ人は10番をつけていた上に、当時若手だったクリスティアーノ・ロナウドと揉めたことなどもあり、二番手キャラクターのイメージが正直湧かなかった。ただこのようなポジティブな報道が事実なのであれば、是非、残留して欲しいと思っている。

 一方でここまでの発言をひっくり返すようだが、アモリムには気持ちよく、やりやすい形で指揮して欲しいという気持ちもある。それでなくとも、外野がうるさいクラブなのだ。

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