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レアルのアンチェロッティ監督、過去15年で「最悪の危機」に解任の噂が持ち上がる。すでに後任の名前も「上層部は焦っている」

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

アンチェロッティ監督に解任の噂

 UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第4節、レアル・マドリード対ACミランの試合が現地時間5日に行われた。試合はミランが3-1で勝利している。宿敵バルセロナとのクラシコでも敗れてしまったマドリー内部では、すでに監督解任の話も持ち上がっているようだ。スペインメディア『RELEVO』など複数メディアが報じている。

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 伝統の一戦、バルセロナとのクラシコで0-4と屈辱的な敗北を喫してしまったマドリー。その後迎えたミランとの試合でも、1-3と痛恨の黒星を献上してしまったことで公式戦連敗となっている。『BOLAVIP』は、「レアル・マドリードとアンチェロッティ監督のチームにとってここ15年で最悪の危機を裏付けるデータ。マドリーがホームで3失点以上で2連敗するのはここ15シーズンで初めてのことだ」と前置きし、「直近の試合での敗北が予期せぬ事態を引き起こす激動の時代が到来した。2度目のアンチェロッティ政権のなかでどん底に陥っている」と、マドリーが最悪の状態にあり、監督解任の可能性もあることを指摘。

 そんな中で、『RELEVO』は、「チームの悪い瞬間の主犯はアンチェロッティ監督だと指摘する人もいる。そして、(監督の座の)継続性はすでにマドリーの上層部にとって議題となっているようだ」と、同じくこのままの状態が続けば監督解任があり得ることも伝えていた。

 また、「(マドリーの)上層部は焦り始めている」と言葉を続け、「ベリンガムの状況を取締役会は懸念している。彼はアンチロッティ監督のテストの最大の犠牲者の一人だ。時には右、時には左、以前のように定まったエリアは存在しない。そして首脳陣をもっとも悩ませているもう一つの問題は、(今夏加入した)エンドリッキとアルダ・ギュレルの出場機会の欠如だ」と、昨季活躍したベリンガムの起用が安定しないこと、若手有望株の選手たちの出場機会が制限されてしまっていることを指摘している。

 そして、「最高の支持を得ていたアンチェロッティ監督の解任という選択肢は、マドリー取締役会の計画には含まれていなかった。しかし、その結果はすでにクラブを脅かしている。情報筋は、今後数日以内に勝利できなければ解任される可能性も指摘している。数週間前にはそれはおかしな考えだったが、すでに現実に迫っている」と、数々の栄光を手にしてきた指揮官の座がすでに揺らいでいることを報じていた。

 英メディア『TEAM TALK』は、後任にシャビ・アロンソ監督の名前があがっており、今季終了後に新監督として迎える可能性があると伝えている。仮にシーズン途中での解任となった場合、ラウル・ゴンサレス氏を暫定監督として迎える予定のようだ。

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