MF:久保建英
生年月日:2001年6月4日(23歳)
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
今季リーグ戦成績:12試合3ゴール0アシスト
日本が誇る逸材、久保建英は移籍するべきなのか。この問題は日本のサッカーファンの間で大きな話題になっている。
現在23歳の久保は、2022年に保有元のレアル・マドリード(スペイン)から同国のレアル・ソシエダへ完全移籍。ダビド・シルバらとの共闘から大きな成長を遂げ、加入1年目は公式戦44試合で9ゴール9アシストを記録。チームにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権をもたらす大活躍を見せた。
そして、2年目となる昨季は公式戦41試合で7ゴール4アシストをマーク。特に序盤戦は素晴らしいパフォーマンスを披露し、圧倒的な得点力でチームの攻撃を牽引した。
この2シーズンの活躍で、目の肥えたスペイン人サポーターたちも久保の持つポテンシャルを知り、その重要性を理解したはずだ。しかし、久保に対する周囲の評価とは対照的に、今季はベンチスタートの試合が増えている。
日本代表MFはここまでリーグ戦12試合に出場したが、そのうち4試合が途中起用。久保は、昨季リーグ戦では出場した30試合のうち24試合で先発、6試合でベンチスタートだった。昨季リーグ戦で途中起用された回数に、今季前半戦で並ぼうとしている。
出場すれば、必ずその高い突破力とチャンスメイク能力で違いを作ってくれるだけに、イマノル・アルグアシル監督の采配には疑問が残る。
ソシエダは現在11位と低迷しており、久保を使わない手はないはず。アルグアシル監督の采配は、疲労を考慮したローテーションの可能性もある。しかし、直近2シーズンの久保の活躍を見れば、彼がローテーション対象外レベルの選手であることは一目瞭然だ。
スペインでその地位を確立することに成功した久保は、そろそろ次のフェーズに進む時なのかもしれない。その選択肢の1つとして、ソシエダからの移籍を考えるべきだ。