ミッドフィルダー
CM:安部大晴(あべ・たいせい)
生年月日:2004年6月7日(20歳)
所属クラブ:V・ファーレン長崎
J2リーグ成績:11試合1得点0アシスト
8月31日まで1度も先発起用されていなかった選手を選出するのは少し奇妙に思えるかもしれないが、安部大晴はそれ以来、V・ファーレン長崎がシーズン序盤の先頭ランナーの一角として定着したリズムを取り戻しつつある中で、模範的なプレーを披露している。20歳の安部が先発した試合で敗戦を味わったのは1度だけ。球際の強さと全体的な試合勘を備え、エンジンルーム(中盤)においては秋野央樹とマテウス・ジェズスとの相性も抜群だ。
CM:豊田歩(とよだ・あゆむ)
生年月日:2000年11月25日(23歳)
所属クラブ:ロアッソ熊本
J2リーグ成績:35試合1得点3アシスト
今年、ロアッソ熊本の中盤で印象的なプレーを見せた豊田歩は、おそらくオールラウンドなミッドフィルダーと呼べるだろう。開幕節の清水エスパルス戦ではゴールを決め、その後は左サイド、そして最近では右サイドにポジションを移している。第36節までの統計によれば、彼は1試合平均32本のパスを相手陣内で受けており、これは乾貴士に次ぐリーグ2番目の数字。また、タフさも備えており、ここまで34試合に先発している。
RW:田中和樹(たなか・かずき)
生年月日:2000年1月13日(24歳)
所属クラブ:ジェフユナイテッド千葉
J2リーグ成績:32試合5得点9アシスト
2024シーズンは田中和樹にとってこれまでで最も印象的なシーズンとなり、小林慶行監督のチームシートで最初に名前が挙がる選手となった。2023シーズンにはジェフ千葉をプレーオフに導く活躍を見せたが、ファイナルサードでのプレーにやや物足りなさを感じることもあった。しかし、今季は5得点9アシストをマークして、千葉をプレーオフ進出の軌道に乗せている。
LW:相良竜之介(さがら・りゅうのすけ)
生年月日:2002年8月17日(22歳)
所属クラブ:ベガルタ仙台
J2リーグ成績:35試合9得点3アシスト
ダイレクトでクリエイティブ、自信に満ち溢れて決定的な仕事をする。そして、25ヤード以内のどこからでもネットを揺らす能力に長けている相良竜之介は、ファンなら誰もが憧れる選手だ。佐賀県出身の相良は、プロ入りした2020年から2023年までの4シーズン、リーグ戦では鳥栖と仙台でわずか35試合しかプレーすることができなかったが、今季はベガルタで35試合に出場して、そのうち先発したのは24試合で、9ゴール3アシストという数字を残し、仙台にJ1プレーオフ進出へ大きな可能性をもたらしている。