PK失敗後に鈴木が守備陣に伝えたこととは?
68分、佐々木がペナルティーエリア内で倒され千葉にPKが与えられる。キッカーはエース小森。小刻みにステップを踏み右足を振るも相手キーパーにキャッチされ逆転のチャンスを逃してしまう。
最後尾から見ていた鈴木は「どの試合でも飛絢であれば決めてくれると思っていますし、チーム内で、あいつが(PKを)外すと思っている選手はいない。あいつへの信頼は揺るがない。あの後は『気持ちを切らさずに自分たちがやってきたことをしっかりやろう』とディフェンスラインには伝えました」と語った。
すると今度は長崎がチャンスを作る。千葉が右サイドでフリーキックを与えると素早いリスタートからクロスを放り込まれ途中出場のエジカル・ジュニオが右足で合わせたボールは田中に当たりコースが変わるとゴールネットに吸い込まれた。
指揮官はクイックスタートへの対応について「クイックで相手のゴールを陥れるということにチャレンジしてきてトレーニングをしてきました。このタイミングで相手にそれをやられるというのはすごくショックですし、それはもう間違いなく隙だと思います。
相手には一発で仕留められる選手がいるので、90分プラスアルファで高い集中力を維持しなければなりません。それをポイントとしていたからこそ、自分たちはもっと経験値を積まなければならないと思いました」と話すと、鈴木も悔やみのコメントを残した。