千葉が見せたチームとしての狙い
「早い時間帯だったので翔悟には『次、次、次』と声をかけました。あいつも守りにいった判断の中で、ああなってしまったけど、しっかりとやってくれたと思うし、止められなかったのは自分の責任でもあります」
1点のビハインドを追いかける千葉は、25分にフリーキックのチャンスからエドゥアルドがヘディングシュートを捻じ込み同点とすると、これを機に千葉の矢印が一気に前を向く。35分には、小森にスルーパスが出ると右足を振り抜くが相手キーパーのビッグセーブに阻まれた。
その中、45分には長崎のカウンターからギリェルメが抜け出し1対1のシーンを作られたが、鈴木がビッグセーブを見せた。
「1対1の状況だったので、とりあえず自分の止められる範囲だけはしっかり守ろうという意識の中で、駆け引きすることなく、ボールに対し反応しようと。それが良い結果となりました」
1−1のまま後半に折り返すも、千葉が押し込む展開に変わりはない。ファーストでの競り合い、セカンドボールの回収でもホームチームが優位に立つ。
鈴木は「セカンドボールを拾い、相手陣地でずっとプレー続けたこと、守備に関してはセンターバックが1対1のバトルで負けず、ボールを回収して前に前に向かう姿勢は見せられた」とチームが狙いとしていた部分を出せていたと口にした。
そして、手数を打ち続けることでチャンスは巡ってくる。