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「こんなんじゃ…」V・ファーレン長崎、若原智哉は悩んでいた。素直に打ち明けた苦い過去、仲間と辿り着いた檜舞台【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

運命の最終戦へ「変に浮かれずに…」

 若原は千葉戦の勝利をもたらした理由について「アウェイの雰囲気にのまれずに、押しまれる展開もありましたけど、みんなで走って戦えたのは本当に、次の試合につながるんじゃないかなと思います」とチーム全体での勝利を強調した。

 2位・横浜FCはアウェイで現在9位のレノファ山口と。勝ち点3差、得失点差-1で追いかける3位・長崎はホームの新スタジアムで17位の愛媛FCと対戦することもあり、長崎にとって逆転昇格の可能性は十分にある。

 若原は「最終戦、絶対勝って、どんな形であれ、それで昇格が決まればいいですし、もし決まらなくても勢いに乗っていけるように、次に切り替えてやっていけたらいいかなと思います」と前向きに語る。

「変に浮かれずに、最高のピッチでホームのアドバンテージをしっかりと力に変えながら、皆さんの力を借りながら戦いたい」

 2019年のU-20ワールドカップで、守護神を担った経験もある若原。同じ東京五輪世代で切磋琢磨してきたサンフレッチェ広島の大迫敬介やFC町田ゼルビアの谷晃生がA代表に名を連ねているが、まずは長崎のJ1昇格を支えて、彼らと同じステージで戦うことができるか。

(取材・文:河治良幸)

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