海外日本人選手 最新ニュース
かつて、日本人選手の海外挑戦はそれ自体がある種のステータスとなっていた節もあった。だが、時代が移り変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価を得られず、「どれほどの活躍ができているか」が最も重視されるようになっている。そこで今回は、評価基準の一つとして、欧州日本人選手の最新年俸をランキング形式で紹介する。※推定年俸は『Capology』を、成績は『transfermarkt』を参照。
10位:伊東純也(いとう・じゅんや)
生年月日:1993年3月9日
所属クラブ:スタッド・ランス(フランス)
推定年俸:120万ユーロ(約1.9億円)
24/25リーグ戦成績:10試合2得点3アシスト
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日本が誇る“スピードスター”伊東純也が、欧州日本人選手の最新年俸ランキングで10位にランクインした。
ヘンク、そして現在所属するスタッド・ランスと、伊東は常に欧州クラブで抜群の存在感を示してきた。ヘンクではジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部リーグ)優勝の他、国内カップ戦制覇も経験している。
活躍の舞台をフランスに移してからはタイトル獲得こそないものの、爆発的なスピードとチャンスメイク、高い得点力でスタッド・ランスの攻撃をけん引している。
リーグ・アン(フランス1部リーグ)全体を見渡しても、伊東の実力は群を抜いている。現地時間10月26日に行われた第9節のブレスト戦(● 1-2)では、前半アディショナルタイムにやや不利な体勢でパスを受けながらも、背中越しに相手のプレスを感じると、鮮やかな股抜きで一気に状況を打開。右サイドを突破し、そのまま中央に切れ込んだ。
このプレーにはリーグ公式X(英語版)も衝撃を受けたようで、「伊東純也がその実力を証明」と称賛。試合後、当該プレーの動画付きで伊東の技術の高さを紹介している。
2022年7月の加入以降、伊東はコンスタントに成績を残し続けている。初年度はリーグ戦35試合で6得点5アシスト、昨シーズンは31試合で3得点7アシストをマーク。2024/25シーズンも10試合で2得点3アシストを記録しており、もはやスタッド・ランスの攻撃は伊東の存在なくして成立しないと言っても過言ではない。
貢献度からすれば、現在伊東が受け取っているとされる推定年俸120万ユーロ(約1.9億円)は安すぎるくらいだ。