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成長できていない…。レンタル先で苦しむJリーグの逸材たち。世代別日本代表も大苦戦?怪我に泣く選手も…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:吉長真優(よしなが・まひろ)

ジュビロ磐田所属MF吉長真優
【写真:Getty Images】

生年月日:2002年3月20日
保有元クラブ:ジュビロ磐田
レンタル先クラブ:カマタマーレ讃岐(J3)
今季リーグ戦成績:1試合出場0ゴール0アシスト

 今季はJ3で戦う吉長真優は、2020年に成立学園からジュビロ磐田に加入。当時J2を戦っていたチームでリーグ戦5試合に出場すると、J1に昇格した2022シーズンの第28節・柏レイソル戦でプロ初ゴールを記録した。

 同シーズンはリーグ戦18試合に出場しており、柏戦のゴール以外でも要所で輝きを放っていた。特にリーグ戦第30節・セレッソ大阪戦では金子翔太のゴールをアシストし、右ウイングバックとして幾度もチャンスを演出。この試合は2-2の引き分けに終わったが、同選手は攻撃面で存在感を示していた。

 しかし翌シーズンにチームがJ2に降格すると、出番は半減。リーグ戦9試合の出場にとどまり、ベンチから外れる試合も多かった。磐田は降格から1年で昇格を果たしたが、吉長にとっては悔いが残るシーズンとなった。

 今年2月にカマタマーレ讃岐にローン加入するも、出場機会の確保には至っていない。怪我の情報は伝えられていないが、ここまでリーグ戦わずか1試合でしかピッチに立っておらず、ベンチにも姿がない。

 今年の3月に22歳になった同選手は、年齢的にもそろそろ正念場が見えてきている。磐田では右サイドハーフだけでなく、サイドバックやウイングバックとしても起用されており、ポリバレントな特長はポジション争いでも有用なはずだ。

 きっかけさえあれば、状況を打開できるだけの実力はあるだろう。

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