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成長できていない…。レンタル先で苦しむJリーグの逸材たち。世代別日本代表も大苦戦?怪我に泣く選手も…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 今季のJリーグも残すところあとわずか。多くの若手選手が元のクラブを離れ、自身の成長のためにレンタル移籍先で戦っている。しかしすべての若手が順風満帆ではなく、苦労のさなかにいる選手も多い。今回は加入先で苦しんでいるJリーグの逸材選手を6人紹介する(スタッツは11月3日時点のデータサイト『transfermarkt』を参照)

MF:永長鷹虎(えいなが・たかとら)

川崎フロンターレ所属のMF永長鷹虎
【写真:Getty Images】

生年月日:2003年4月7日
保有元クラブ: 川崎フロンターレ
レンタル先クラブ:テゲバジャーロ宮崎(J3)
今季リーグ戦成績:9試合1ゴール0アシスト

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 興国高校を卒業後、2022年に川崎フロンターレに加入した永長鷹虎。U-20日本代表に招集され、アタッカーとして将来を渇望されていた同選手が、クラブで結果を出せずに苦しんでいる。

 AFC U20アジアカップ ウズベキスタン2023準決勝が2023年3月に行われ、日本はU-20イラク代表を相手にPK戦で敗れたが、永長はこの試合で途中出場から1ゴール1アシストの活躍を見せた。83分にペナルティエリア右から左足を振り抜いてネットを揺らし、延長戦終了間際の118分には右サイドからドリブルで切り込み、クロスを供給してアシストを記録した。

 一方でクラブでは2023年6月にJ2の水戸ホーリーホック、今年2月にはザスパ群馬にレンタル移籍。カテゴリーを変えて研鑽に励むが、いずれのクラブでも良い結果を出せず、7月にはJ3のテゲバジャーロ宮崎にローンで加入する。

 ここまでの成績は9試合出場1ゴールのみ。すべて後半途中からの出場で、ピッチに立った時間はリーグ戦すべてあわせても114分だ。宮崎でも厳しい状況が続いており、打開のチャンスを窺っているところだ。

 10月20日に行われたリーグ戦第33節・カマタマーレ讃岐戦では終了間際に出場して1ゴールをあげており、それが何かを掴むきっかけになるかもしれない。88分、センターサークル付近でスルーパスを受けた永長は、そのままドリブルで持ち運んで左足でフィニッシュ。持ち前の推進力を示した一撃だった。

『transfermarkt』上では宮崎との契約は2025年1月31日までとなっているが、以降の同選手の去就に注目が集まる。

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