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【写真:Getty Images】
J1昇格争いは最終節にもつれる
明治安田生命・J2リーグ第37節、2位横浜FC対18位栃木SCの試合が3日に横浜のホームスタジアムであるニッパツ三ツ沢球技場で行われた。試合は0-0の引き分けに終わっている。同日行われた他会場の結果によって、横浜FCの2年ぶりのJ1昇格は最終節の結果次第となってしまった。
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勝てば自動昇格が決まるという中で、直近2試合を連敗とまさかの足踏み状態が続いていた横浜。35節のベガルタ仙台との試合では、リーグ最小失点を誇る堅い守備が今季初の3失点とまさかの事態に陥ってしまう。続くファジアーノ岡山をホームに迎えた前節においては、前半と後半でそれぞれに失点を喫してしまい、昇格を信じて応援に駆けつけた満員のホームスタジアムで大敗してしまった。今年わずか20失点と堅い守備を持ち味にJ1目指して駆け上がってきた横浜だったが、昇格を目前に直近2試合で7失点と強みである守備面に不安を抱えて栃木との試合に臨んでいる。
一方の栃木は、前節清水エスパルスに敗北したことで、クラブ史上J3降格が決定。また、栃木に勝利した清水はJ1昇格を決めており、チームは降格が決まりながらも目の前で歓喜の瞬間を見せつけられる屈辱を味わった。
J1昇格を胸に秘めて今季ホーム最終試合に臨んだ横浜。そして、J3降格が決まるも来季に向けて明るい材料が欲しい栃木の試合は、前半から横浜がボールを保持して積極的にシュートを放つ展開が目立っていた。しかし、クロスやCKなどからチャンスを作り10本のシュートを放つも得点は奪えず。一方で、直近2戦7失点と崩壊気味だった守備陣は、栃木相手に決定機を作らせなかった。前半は0-0のスコアレスドローで折り返している。
後半も横浜ペースで試合は進むも、なかなか得点が奪えずに時間だけが過ぎていく。68分には、MF中野嘉大、FW室井彗佑に代えて、FWジョアン・パウロとFW村田透馬の前線の選手を投入。さらに75分にはFWマウリシオ・カプリーニ・ピントに代えて、FW伊藤翔をピッチに送るも、結局栃木からゴールを奪うことができなかった。試合は0-0の引き分けに終わっている。
また、同日行われた5位ジェフユナイテッド市原・千葉と3位V・ファーレン長崎の試合は、2-1で長崎が勝利。この結果、横浜FCの昇格は最終節に持ち越しとなった。そして、横浜の引き分けによって清水エスパルスはJ2優勝を決めている。
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