前半にリバプールが苦しんだ理由
前半にリバプールが苦しんだ理由は「攻守におけるプレスの嚙み合わせ」が悪かったからだ。まずはリバプールのハイプレスがブライトンの最終ラインにハマらなかった理由から考察する。
この試合でブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督はレギュラーとして起用していたカルロス・バレバをベンチに置き、今季初めてヤシン・アヤリとジャック・ヒンシェルウッドのダブルボランチをスタメンに抜擢していた。
[2-4-4]の形でビルドアップを行うブライトンで特長的だったのが、最終ラインでボールを保持する際に右センターバック(CB)のヤン・ポール・ファン・ヘッケとダブルボランチ(アヤリとヒンシェルウッド)の3名のポジションが流動的だったことである。