「フォワードでプレーしたい気持ちも多少はありますけど…」
電撃的なコンバートから9カ月あまり。デュエル勝利数ランキングの首位をキープし続けている知念は、2020シーズンと並ぶ自己最多の29試合にすべてボランチとして出場。プレー時間の合計は2522分に達し、過去6シーズンをすべて凌駕する数字を介して、ポポヴィッチ監督の慧眼ぶりを示している。
しかも、ポポヴィッチ監督が10月6日に解任され、中後雅喜コーチが新監督に就任しても知念のポジションはボランチのままで変わらない。川崎戦後の取材エリア。今シーズンも残り4試合となったなかで、来シーズン以降もボランチで勝負していくのか、と問われた知念は首を縦に振っている。
「フォワードでプレーしたい気持ちも多少はありますけど、今シーズンずっとボランチでプレーしてきて、自分の特徴や性格的にもボランチは合っているので、ボランチでやっていきたいと思っています」
川崎から鹿島へ移籍した昨シーズンを含めて、ストライカーとして29ゴールをあげてきた。身長177cm体重73kgと上背こそないものの、身体の強さには自信があった。それでも、と知念は続ける。