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明治安田J1リーグの第35節、川崎フロンターレ対鹿島アントラーズが1日に行われ、3-1でアウェイチームが勝利した。鬼門・等々力で快勝した鹿島の先制点をあげたのは、今季からボランチとして大活躍中の知念慶だ。この一戦のあと、デュエルキングと化したかつてのストライカーが自身の今後に言及した。(取材・文:藤江直人)
知念慶らのゴールで鹿島アントラーズが川崎フロンターレに快勝!
【写真:Getty Images】
今シーズンの序盤に生じた異変が、終盤を迎えたいまではごく普通に受け止められている。Jリーグの公式ウェブサイトの[成績・データ]欄に記された、選手スタッツの項目のひとつであるデュエル勝利数で、昨シーズンまでは圏外だった鹿島アントラーズの知念慶がトップを独走している件だ。
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最新となる10月31日時点の数字で、知念は[118]の勝利数をマーク。2位のDF岡村大八(北海道コンサドーレ札幌)の[103]に大差をつけてデュエル王をほぼ確定させている。昨シーズンのランキングに名前が見当たらなかったのは、今シーズンのポジションがまったく異なっているからだ。
愛知学院大からフォワードとして川崎フロンターレに加入し、プロのキャリアを歩みはじめて8シーズン目。敵地・Uvanceとどろきスタジアムに乗り込んだ1日のJ1リーグ第35節で、古巣・川崎を相手にダブルボランチの一角で先発し、開始10分に先制ゴールを決めた知念はこんな言葉を残している。
「チームの戦い方のなかで、自分の持ち味を常に出せるように意識しながら試合に入っています。いまはそうした考え方がハマっているからこそ、試合に出られていると思っています」
自分の持ち味とは、つまりはデュエルの強さ。今年1月の宮崎キャンプ中に経験した青天の霹靂といってもいいコンバートを介して引き出された、自身の体に搭載されていた知られざる能力だった。