「ヴィッセルが優勝するためにって考えた時に…」
【写真:Getty Images】
「ここで走っておけば良かったみたいな後悔はしたくない。自分は攻撃の選手ですし、点を取るのが仕事なので。守備で戻っておけば良かったとかもあると思いますけど、その一歩で全然結果が変わってくると思う。今日はそこで自分のところにこぼれてくれたのが、結果に繋がったなと思います」
これで宮代は10得点。大迫、武藤に続く、神戸で3人目の2桁得点に乗せた。これまで2021年に徳島ヴォルティスで7得点、翌年のサガン鳥栖で8得点、昨年は復帰した川崎で8得点とコンスタントに得点を記録していたが、やはり2桁得点というのはストライカーを本職とする選手にとって、その価値を証明するためのマイルストーンでもある。
「もちろん2桁得点は嬉しいですし、あとはヴィッセルが優勝するためにって考えた時に、自分がもっともっと、得点とかで怖い存在にならないといけないというのは日々感じてました。
こういうラスト数試合という時に、自分がどれだけ点を取って、チームを勇気づけられるか。サコくん(大迫)とヨッチくん(武藤)じゃなくて、自分が点を取れるようにというのは意識していたところがある」
そう主張する宮代は大迫と武藤の偉大さを認めながら、彼らが得点を取れるところは神戸のベースであって、そこに誰かがプラスアルファを加えないと、タイトルを取るところまで行きつかないという考えだ。