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Jリーグ 3週間前

「右SBは面白いっちゃ面白い」鹿島アントラーズ、三竿健斗が見つけた新しいサッカーの見方。「ボランチの時より…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

戻ってきて4か月…。三竿が感じていた責任

 7月に鹿島に戻ってきてから4か月。三竿は不完全燃焼感を抱えながらプレーしていたに違いない。ボランチで試合にはコンスタントに出ていたものの、チームが8〜9月にかけてリーグ5戦未勝利とトンネルに迷い込み、彼自身も責任を感じたことだろう。

 そして監督交代が起き、今度は右SBに起用された。今季デュエル王の知念を中央に置き、ゲームを作れる柴崎と組ませた方がバランスがいいという判断からだろうが、三竿としては思うところがなかったとも言い切れない。

 それでも、鹿島を勝たせるために戻ってきた以上、持てる力の全てを還元するしかない…。この日の3点目はそんな決意の表れのようにも感じられた。

 前半を3−0で折り返した後半。川崎も巻き返そうとギアを上げてきた。特にマルシーニョ・三浦の左サイドが積極的に仕掛けてきたが、三竿は体を張り、前の樋口と連係しながらキーマンを阻止。失点を防ぎ続けた。

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