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最初に値段がついたのは? 20年前の日本人、市場価値ランキング1〜10位。日韓W杯の日本代表選手が勢揃い

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

6位:柳沢敦(やなぎさわ・あつし)

柳沢敦
【写真:Getty Images】

生年月日:1977年5月27日
所属クラブ:メッシーナ(イタリア)
市場価値:150万ユーロ(約2億4000万円)

 現在は鹿島アントラーズのユースチームの監督を務めている柳沢敦(150万ユーロ/約2億4000万円)が6位にランクインした。

 2001年からトルシエジャパンの一員に定着し始めた柳沢だが、同年の国際親善試合で大きなインパクトを残している。それはイタリア代表をホームに迎えた一戦での出来事。アレッサンドロ・ネスタやファビオ・カンナヴァーロなどカテナチオ全盛期とも言えるメンバーが揃っていたイタリアを相手に、柳沢は先制ゴールをあげてみせた。

 相手ペナルティエリアの外でボールを奪った稲本潤一が左サイドからゴール前にクロスを送ると、右足のアウトサイドで捉えた柳沢のボレーはジャンルイジ・ブッフォンの頭上を超えてゴールに吸い込まれていった。

 その調子のまま、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)でも日本代表のベスト16という成績に大きく貢献すると、世界を肌で感じた翌年にはイタリアのサンプドリアに期限付き移籍を果たすことになる。

 だが、イタリアで過ごした3シーズンではメッシーナ時代にあげたカップ戦の1得点のみに終わり、日本に復帰してからは古巣の鹿島、京都サンガF.C.、ベガルタ仙台を渡り歩き、2014年のシーズンを最後に引退。現在は若い世代の育成に励んでいる。

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