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Jリーグ 3週間前

浦和レッズ、井上黎生人が味わったどん底の日々。だからこそ「僕は気がすまない」自信を取り戻すためのこだわりとは?【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

井上がユーモア溢れる言葉で振り返った場面とは?

 浦和はハイラインを敷く相手の背後のスペースを突いていくと、先に決定機を作る。13分、佐藤のロングフィードからディフェンスラインの裏を取った松尾佑介が左サイドを抜け出しクロス。ボックス内でフリーになっていた渡邊凌磨が左足ボレーで流し込んだがVAR判定の結果、ノーゴールとなった。

 そして前半アディショナルタイム5分にもビッグチャンス。井上が縦パスを刺すと松尾が落とし渡邊がスルーパスを送る。これをブライアン・リンセンが右足で流し込んだがポストの左に外れていく。

 結果的にゴールにはつながらなかったが、2CBが準備してきたことを体現し、自分たちの力を示す形となった。

 また、井上は52分、最終ラインからアンデルソン・ロペスに縦パスが入ると見るやいなや体を当てボールを奪い、ブライアン・リンセンからリターンパスを受けるとペナルティーエリア内に駆け上がりシュートを放つ。

「入れたかった。足に乳酸が溜まり、深く当てすぎてしまいました。決めなければいけないシーンでした」とコメント。そして「決めていたら年一のシュートでしたね(笑)」と取材陣を和ませた。

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