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流出は不可避!? 欧州に推薦したい10代の逸材Jリーガー6人。将来のサッカー日本代表を担うかもしれない才能たち

シリーズ:海外クラブに推薦したいJリーガー text by 編集部 photo by Getty Images

DF:市原吏音(いちはら・りおん)

市原吏音
【写真:Getty Images】

生年月日:2005年7月7日(19歳) 
所属クラブ:大宮アルディージャ
2024リーグ戦成績:28試合4得点1アシスト

 市原吏音は大宮アルディージャの育成組織出身で、2022年に2種登録されると、翌2023年7月にクラブ史上最年少の18歳5日でトップチームデビューを果たした。

 デビュー後、すぐにレギュラーに定着しJ2で経験を積んだ市原は、クラブがJ3に降格した2024シーズンも中心選手として活躍。身長187cmの長身を活かした対人守備の安定感と的確なポジショニングが光り、10代とは思えない落ち着きを備えている。足元の技術も高く、自らボールを運ぶこともできる現代型のセンターバックだ。

 サッカー日本代表も市原の将来性を高く評価しているようで、今年1月から2月にかけて行われたAFCアジアカップ2023では、トレーニングパートナーとして帯同し、A代表の空気を肌で感じた。

 9月に開催されたAFC U-20アジアカップ予選ではU-20日本代表のキャプテンを務め、ロサンゼルスオリンピック(ロス五輪)世代のリーダー格として期待されている。

 大宮は先日、大手飲料メーカーのレッドブルに経営母体が変わり、来シーズンからは「RB大宮アルディージャ」になることが決まった。

 レッドブル・グループは、ドイツのライプツィヒやオーストリアのザルツブルクなど、世界各地にクラブを持つ一大組織であり、大宮に市原という才能がいることはグループ内で共有されているのではないだろうか。

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