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1993年の開幕から今年で32年目を迎えたJリーグにおいて、外国人の存在は特別だ。数多くの外国人選手がクラブの優勝やJ1残留のための「助っ人」としてチームを救ってきている。しかし、その中には、目に余る言動でクラブを去っていった悪童もいる。今回は、様々な問題行動でクラブの怒りを買った選手を紹介する。
DF:ギレルメ(ブラジル出身)
【写真:Getty Images】
生年月日:1988年2月5日
在籍クラブ:ジュビロ磐田
在籍期間:2018年1月~5月
J1リーグ通算成績:11試合0ゴール1アシスト
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ブラジル出身DFのギレルメは、ジュビロ磐田のクラブ史に汚点を残す選手となってしまった。
ギレルメはスペインのアルメリアやブラジルのサントスFCなどのクラブを転々とし、2018年にブラジルリーグのトンベンセからジュビロ磐田に期限付きで加入した。当時の磐田は左サイドバック(SB)が補強ポイントの一つとなっており、攻守両面で高い強度を持ち合わせているギレルメの加入は、クラブにとって期待感を持たせるものだったはずだ。
開幕当初から左SBや左ウイングバック(WB)でコンスタントに出場していた同選手だが、5月に行われた第12節の横浜F・マリノス戦で事件は起こる。この試合2枚目となるイエローカードを提示されたギレルメは、この判定に対し不満を爆発させた。そして、あろうことかマリノスMF喜田拓也を激しく蹴りつけ、マリノスの通訳にも暴行を働いたのである。
この行為は看過できるものではなく、ギレルメには6試合の出場停止処分が下されることとなる。磐田はこの問題行動を重く受け止め、双方同意のもと同選手を即刻解雇。母国に戻ってからもピッチ内で暴行事件を起こしており、その気性の荒さは全く改善されることはなかった。