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若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消した10人のヨーロッパ人選手を紹介する。
MF:アレン・ハリロビッチ(クロアチア)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年6月18日
主な在籍クラブ:ディナモ・ザグレブ、バルセロナ、ミラン
現所属:フォルトゥナ・シッタート(オランダ)
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アレン・ハリロビッチとマルティン・ウーデゴール。前者は18歳でバルセロナへ移籍、後者はその半年後に16歳でレアル・マドリードへと移籍を果たしている。当時、欧州でも圧倒的な強さを誇ったスペインの2強が争奪戦を制して獲得した2人の“神童“は比較されていた。しかし、現在アーセナルで主将を務めるウーデゴールに対して、ハリロビッチは大きく伸び悩んでいる。
バルセロナ1年目をBチームで過ごしたハリロビッチは、その翌シーズンに同じラ・リーガのスポルティング・ヒホンへと期限付き移籍。リーグ戦36試合で3得点5アシストと、10代の選手としては特筆すべき結果を残した。
しかし、現時点ではこれがハリロビッチのキャリアでベストなシーズンとなっている。2016年にわずか2年でバルセロナから放出されると、その後ハンブルガーSVやミラン、スタンダール・リエージュ、ヘーレンフェーンなどでプレーしたがいずれのクラブでも主力となれず。2020年夏には24歳にして無所属となり、フリーとなって契約したバーミンガム・シティ、レディング、そして母国のリエカでも全く結果を残すことができなかった。
母国クロアチアでも鳴かず飛ばずのパフォーマンスに終わったことから復活は難しいと思われたが、27歳で開幕を迎えた咋シーズンに復活の兆しをみせる。オランダのフォルトゥナ・シッタートと単年契約を結んだ元神童は背番号10を背負い、開幕から不動のレギュラーとして躍動。今年2月には2026年夏までの契約を勝ち取り、ディナモ・サグレブでのデビューから12クラブ目にしてようやく安住の地を手に入れようとしている。