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明治安田J2リーグの第36節、栃木SC対清水エスパルスが27日に行われ、清水が0−1で勝利した。J1昇格を決めた清水だが、この試合のゴールマウスを守ったのはこれまでチームを支えていた権田修一ではなく沖悠哉だった。清水への移籍後初出場がこの大一番となった沖は自分がやるべきことを徹底していた。(取材・文:藤江直人)
「僕の口からはあまり言えないんですけれども…」
試合が終わってから2時間近くがたっても、清水エスパルスのゴールキーパー、沖悠哉の声はかすれていた。それでも、今シーズンで初めてゴールマウスを守った25歳は、どこか心地よさを覚えていた。昨シーズンまで所属した鹿島アントラーズで、試合後の声の異常は何度も経験していたからだ。
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栃木SCのホーム、カンセキスタジアムとちぎに乗り込んだ27日のJ2リーグ第36節。勝った瞬間に2年越しの悲願であるJ1昇格が決まる大一番に、2月の開幕からリーグ戦で全35試合、3150分にわたってフルタイム出場を続けてきた守護神、元日本代表の権田修一の姿は見当たらなかった。
すべての試合でリザーブを務めてきた沖が清水への移籍後初出場を初先発で果たし、リザーブにはアカデミー出身の24歳、梅田透吾が名を連ねている。栃木戦を前にして、清水側からは正式なアナウンスはない。それでも、権田に何らかのアクシデントが発生していたのは明らかだった。
「経緯がどこまで出ているかわからないので、僕の口からはあまり言えないんですけれども…」
沖は権田に関してこう前置きしたうえで、鹿島時代に大先輩の曽ヶ端準、清水でもかつての守護神で、現在はクラブの広報を務める西部洋平さんに聞いた金言を胸に秘めてキックオフの笛を聞いた。