「結構やばいですよ(笑)「できる感覚は全然ある」
怪我人が復帰したことで先発機会は少なくなってきたが、毎試合、守備固め要因であったり、戦術的な変更で起用されたりと、コンスタントに出番を得ることができている。また、ブンデスリーガだけでなく、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場。レアル・マドリードやユヴェントスといった強敵を相手に、短い時間とはいえ対峙する時間を得ることで確かな経験を積み上げている。
「本当にこんな幸せなことはないですよね。CLではレアルとやれたし、ユヴェントスにも勝った。結構やばいですよ(笑)。1年前は4部でしたから。その中でもできる感覚は全然あるので、もっと自信を持ってやるしかないと思います」
経験を重ねることでプレー面にも着実に変化が生まれている。約1ヶ月前の試合では対人の強さこそ見せることができていたが、ビルドアップ面ではバックパスも多く、なかなか攻撃に絡んでいくことができなかった。また、スペースケアの対応も遅く、何度か背後を取られるなど危ないシーンも多かった。
だが、2試合ぶりの先発出場を果たしたブンデスリーガ第8節ホルシュタイン・キール戦では、ビルドアップで攻撃に絡む回数が大幅に増加。気になっていたバックパスの回数もだいぶ減った印象を受けた。そこの手応えについて話を聞くと、本人もしっかりと考えた上で意識づけをしていることを明かした。