イヴァン・ユリッチ(ローマ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1975年8月25日
今季リーグ戦成績:5試合2勝1分2敗(11位)※就任後の成績
物議を醸したダニエレ・デ・ロッシ監督の解任劇からおよそ1ヶ月弱、今度はその後任に就任したイヴァン・ユリッチが解任の危機に立たされている。
選手からの反発も大きかったとされるデ・ロッシの解任劇の後に新監督となったクロアチア人指揮官は、絶好調のウディネーゼとの初陣を3-0の快勝で飾り、幸先の良いスタートを切ったかと思われた。ところがセリエAでは5試合で2勝1分2敗、UEFAヨーロッパリーグ(EL)を含めた公式戦では3勝2分3敗と、期待されていた急激な成績回復が見込めていない状況にある。
特に直近数試合のパフォーマンスは芳しくなく、10月24日に行われたディナモ・キエフとのELでは勝利を収めたが、10月以降の4試合で1勝1分2敗と成績を落としており、早くも解任が噂されている。
解任論が高まる中で迎えたセリエA第9節フィオレンティーナ戦での1-5の大敗は、任を解かれる決定打となる可能性があるだろう。イタリア『カルチョメルカート』などによると、その後任候補に挙げられているのが、1ヶ月弱前に解任されたばかりのデ・ロッシで、早くもレジェンドの再登板の可能性があるという。
ただ、レジェンドをあくまでも“繋ぎ”の監督としてしか考えていないようにも見える人事は、さらなるサポーターの反感を食らうことになるかもしれない。ユリッチ監督だけでなく、ダン・フリードキンらオーナー陣も窮地を迎えている。