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“メシロナ”がいなければ…。バロンドールを受賞していたはずのスター6人。惜しくも涙を呑んだ偉大な男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:フィルジル・ファン・ダイク(2019年)

2019年ファンダイク
【写真:Getty Images】

生年月日:1991年7月8日
当時の所属クラブ:リバプール
18/19シーズン成績(クラブ):38試合4ゴール2アシスト
18/19シーズン成績(オランダ代表):9試合3ゴール
同年のバロンドール受賞者:リオネル・メッシ

 近年最もバロンドールに近づいたディフェンダーといえば、フィルジル・ファン・ダイクになるだろう。

 2018年にサウサンプトンからリバプールに加入し、2年目のシーズンを迎えていたファン・ダイクは、リーグ戦全試合に出場。圧倒的なDFリーダーの影響か、クラブのリーグ失点数は前年の38失点から22失点まで劇的に改善され、UEFAチャンピオンズリーグ制覇も果たした。

 個人面でも、1対1勝率81%、空中戦勝率74%(データサイト『Sofascore』参照)被ドリブル突破ゼロ(データサイト『Opta』参照)と異次元のスタッツが並び、イングランド・プロサッカー選手協会(PFA)が選ぶ年間最優秀選手にも輝いている。

 最高のシーズンを送ったファン・ダイクは、当然バロンドールの有力候補となった。元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンドはイギリスメディアTNT Sportのインタビューで「ファンダイクは地球上で最高のDFだ」と絶賛。UEFA年間最優秀選手賞も2位のリオネル・メッシに100ポイント近い差をつけ受賞した。

 しかし、バロンドールにはわずかに手が届かなかった。メッシが獲得した686ポイントに対し、ファンダイクは679ポイントと、僅差でメッシの後塵を拝した。この結果についてファンダイクは「素晴らしい年だったけど、少し上を行く選手がいた」と6度目の受賞を果たした相手をたたえている。

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