要注意選手に対するリスク管理
後半に入り48分には柏のコーナーキックで立田悠悟のヘディングシュートを西川がセーブ。直近では流れの中からの失点はないのだが、3試合連続となるコーナーキックからの失点が4連敗を招く要因ともなっていた。
西川は「ウチはゾーンとマンツーマンを併用でやっているので、マンツーマンで守る選手が勝たなくても相手にやらせないことを大事にして、そこは責任を持ってやる。ゾーンの選手は自分のスペースについて責任をもってやる。後ろにいる選手もカバーをしてくれますし、守り方をクリアにして、今日はできたと思います」と話すと「ポジティブな声を出し『絶対にやられないぞ!』という雰囲気を作っていました」と続けた。
また、柏のストロングポイントと言えば左サイドバックのジエゴと左サイドハーフのマテウス・サヴィオだ。2人で得点を完結することができるほど危険な連係を見せる。浦和は攻めている時のリスク管理を徹底。ディフェンスラインが中心となって周りに声をかけていく。
「そういう細かいことをできている、できていないで結果は変わってきますし、自分たちにしわ寄せが来ないためにも前で潰してもらうところは、今日はできていたのではないかと思います」
後半途中に柏がハイプレスからミドルブロックで構えるも、ゲームに動きがないまま終盤に突入するとオープンな展開となる。